先輩の声

やってみるまでわからなかった難しさと面白さ。

宮里 若江
担当部門:介護職 正職員
入社日:2010年入社
先輩と後輩のあいだに息づく和やかで優しい雰囲気。

前職は飲食店でホールやキッチンの仕事をしていましたが、「人とより深く関わりたい」という想いから介護の仕事を探していた時に出会った職場が神戸福生会でした。スタッフのスキルアップに力を入れる神戸福生会では、早くから人材育成に関われるのですが、後輩が育っていく姿を見ることで、自分の現在地を改めて知ることができます。自分の言葉遣いは正しいか、先輩がどのように教えてきてくれたかを再確認することで、現在できていることと、一生懸命やってきたつもりでも、意外とできていないことが見えてきます。お食事一つ作るにしても、新しい職員の持つ感性にこちらの方が教えられることもあるので、職場全体として指導をする側と受ける側を区別しすぎないということを大切にしていると思います。「そういうこともあるよ」と優しい声をかけあうような、先輩と後輩との間にある優しい距離感が、神戸福生会の和やかな雰囲気を作っていると日々感じています。

新しい仕事を受け持ったときに感じる「感謝」と、利用者への「想い」。

現在は副主任として、スタッフの相談を受けることもありますが、悩みや問題を解決に導けたとしても、多面的に見ると、また新たな問題が生じることもあり、難しさを感じています。みんなが気持ちよく仕事ができるよう、全体でミーティングを開くこともあれば、個々に話をするなど、状況を見て臨機応変に対応するよう心がけています。そうして新しい仕事を受け持つたびに、先輩が当たり前のように自分にしてくれていたのだと思うと感謝の気持ちが湧き、「自分も頑張らないと」と前向きな気持ちになります。
私自身ここで働きはじめて7年目になりますが、職員との関わりが増えてきた今、利用者との関わりをこれまで以上に深めていきたいと感じ始めています。そのための手段の1つとして、利用者がお食事やレクリエーションにお出かけされている際に、お部屋の片付けをしています。帰ってきた時にお部屋が綺麗になっているとやはり喜ばれますし、こちらとしても利用者の笑顔が見られるのは嬉しいものです。人と密接に触れ合い、喜びを分かち合える仕事がしたくて介護の仕事を始めたので、これからも利用者と深く関わりたいという気持ちを大切にしていきたいです。

神戸福生会の職員として、利用者が笑顔になれる介護を目指して。

富山 美樹
担当部門:介護職 正職員
入社日:2010年入社
自分の中にあった「介護」のイメージを変えてくれた職場です!

私は神戸福生会で働くまで介護の現場に携わることはなかったのですが、ここは20代の職員の方が多く、みなさんイキイキと働いていて、それまで自分の中にあった「介護」のイメージが大きく変わったことを今でもよく覚えています。施設も明るく過ごしやすい環境で、「雇用形態が変わっても大丈夫かな」と思ったタイミングで派遣から正職員にチャレンジしました。また、勤務を続けていてわかったことですが、結婚や出産、ご家族の転勤などでご退職された職員の方が時々お顔を出してくれます。辞めてからもそうやって笑顔を見せてくれるとこちらとしても嬉しいですし、利用者はもちろん職員にとってもやはり居心地の良いところだなと再認識しています。

利用者を第一に。想いに寄り添ったサービスをお届けしたい。

現在は、利用者と接しながら後輩の指導も行っていますが、その中で一番大切にしていることは、神戸福生会の介護の捉え方をしっかりと伝えることです。例えば、飲食業でもお店によって味への思い入れやお客様へのサービス方法が違うように、一つひとつの介護施設もまた、利用者に対する想いや方針が違います。神戸福生会が大切にしている介護観や理念をしっかりと後輩に受け継いでいけるよう、職員同士で確認し合うことを大切にしながら、まずは私がその想いをしっかりと理解し、実践していきたいと思っています。
また、利用者が毎日笑顔で穏やかに過ごせるように、ご家族様に「神戸福生会で良かった」と喜んでいただけるように、常に利用者を第一に考える姿勢を大事にしています。
利用者の気持ちを汲み取るために、ご家族様にお話をお伺いすることもあります。施設に来られる前や帰られた後、ご利用を開始される以前はどのような暮らしぶりをされていたのか、お好みの味や食べられないものなど様々です。利用者にとって「当たり前のこと」が当たり前に行えないと、施設での時間がつらいものになってしまうので、細かいところまで聞かせていただいています。今後も利用者にして差し上げられることの幅を広げていくため、先輩からのアドバイスや利用者との会話、ご家族様の普段の接し方などから得た情報をフルに活用して、利用者に寄り添った丁寧なケアを行っていきたいです。

はじめての介護職。利用者に教わり、支えられることを大切に。

村津 弘子
担当部門:介護職 パート
入社日:2012年入社
やってみたいという気持ちで飛び込んだ介護の世界。見るもの触れるものすべてが新鮮でした。

もともと介護には興味がありましたが、これまで仕事として携わった経験はなく、偶然、目にした神戸福生会の求人に「未経験でもOK」という文字を見つけて思い切って応募しました。大丈夫かなという不安もありましたがどちらかというと、やってみたかった仕事にチャレンジしようという前向きな気持ちの方が大きかったと思います。
面接で施設内を案内されたとき、私はほかの介護施設の中を見たことがなかったのですが、ひと目見て「大きくて綺麗なところだな」と率直に感じました。施設内の落ち着いた雰囲気や、利用者のとても穏やかな表情も素敵でした。最初は自分のことだけでいっぱいいっぱいで、利用者の様子を落ち着いて見ることもできませんでしたが、先輩方のサポートのおかげで、少しずつ慣れて楽しく働くことができるようになりました。今は利用者のお食事の用意や、見守りが必要な方に対してトイレや歩行の付き添いなどを行っています。

頭で迷っているだけでは進めない。アドバイスをもらって、試して、アレンジしての繰り返しで少しずつ前へ。

私はここに来て5年になりますが、利用者によって、またその時の状況に応じて、様々な対応が求められる介護の仕事には正解がありません。経験を重ねてもすべてがわかってくるわけではないので、考えてもわからないことは周りの職員に聞くようにしています。すると、キャリアに関係なく同じケースを経験している人がいるもので、教わった通りにまずはやってみて、自分の中に経験として蓄え、次に同じことがあったらまた試し、それでも何か違った時はアレンジして、とその繰り返しで少しずつ前に進んでいます。
介護の仕事は体力的には大変な時もありますが、人と人との関わりをこんなにも感じられて、心が通じ合う瞬間に立ち会える仕事は他にはなかなかないと思います。未経験から始めて5年、職員の方々に日々支えていただき、利用者からの優しい声かけやアドバイスのおかげで、今では「村津さんがいてよかった」と言っていただけるようになりました。これからも、学んできたことを活かしていきながら、利用者やご家族の方に喜んでもらえるような関わりをしていきたいです。